- 2018.03.1
- 脳科学的にも立証済み 朝の運動で仕事効率をアップする
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「運動により脳が活性化する」と聞いても、いまいちピンとこない人もいるかもしれません。しかし、運動が脳にもたらす効果が大きいことは脳科学の見地からも明らかです。
筑波大学大学院人間総合科学研究科と農研機構・食品総合研究所食認知科学ユニットの共同研究グループによると、軽いジョギングのような中強度の運動は、自分の注意や行動をコントロールする能力をアップさせる効果があるとのこと。(※)
重要な判断や決断を下す際には、脳の前頭前野が活発になるといわれていますが、軽い運動をすることでこの前頭前野の血流が増し、判断力や認知能力が向上するということが研究によって実証されたのです。
運動中に判断する必要がある課題を与えると、座りながら同じ課題を解くときに比べて、成績が良くなるという研究結果もあり、運動と脳の働きには密接な関係にあることは事実といえますね。
※参照「脳で頭スッキリ-短時間の中強度運動が認知機能を向上させる脳内基盤を解明」
では、運動はいつ行うのがよいのでしょう。軽いジョギングやジムに行く程度であれば、昼休みや退社後でも可能ですが、ここではぜひ、朝の出社前に行うことをおすすめします。
午前中はずっと頭がぼんやりしていて「早起きして運動するなんて考えられない!」という人もいるかもしれません。しかし、そういう人こそ、朝の運動が効果的。朝の運動は、脳の血流を増加させ、目覚めたばかりの脳を活性化させてくれます。
アメリカのシカゴにある高校では、授業が始まる前にランニングをする時間を設けるという取り組みを実施したそうです。すると、生徒たちの成績が全体的に上がったという報告があります。
運動によって血流が促されることによって脳に酸素やブドウ糖などが送られ、結果として脳が活性化されるようです。そのため、朝の運動が仕事の効率化にもつながるのです。
それでもやっぱり早起きは苦手……という人は、「就寝時間」を見直してみましょう。いつもは朝7時に起きている人が、運動のために6時に起きるのは少しつらいかもしれません。しかし、いつもより寝る時間を1時間早めて6時に起きる、と考えるとそれほど難しくないのではないでしょうか。
起きる時間にばかりこだわると、十分な睡眠時間を確保することができず、かえって睡眠不足に陥ってしまうことも。そうならないためには、「寝る時間」を守ることがポイントです。まずは、毎日1時間早くベッドに入ることを意識して、習慣づけてみてはいかがでしょうか。
朝の運動は一日の活力の源になり、頭も気分もスッキリとした状態で仕事に取り組むことができるでしょう。そして、出社するまでの時間を有意義に活用することで、精神的な余裕が生まれ落ち着いて行動できるようになります。結果として、段取りよく動けるようになったり、ミスをしにくくなったりすることにつながり、仕事の効率を上げることができるのです。
また、早く仕事を終えてプライベートの時間を持つことができれば、仕事にもプライベートにも満足感が生まれ、モチベーションも向上します。そして、睡眠時間をきちんと確保することで翌朝の早起きにつながり、健康的でメリハリのある生活リズムを目指すことができるでしょう。
さまざまなメリットがある、朝の運動習慣。あなたもぜひ始めてみてはいかがですか?
・悲願の「早起き習慣」一生定着させるコツのコツ | PRESIDENT Online – プレジデント
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